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福井の伝統工芸を巡る旅~杉原商店~

いつもありがとうございます。九頭龍蕎麦です。

9月になり、心身ともに秋の気配を感じ始めたこの時節、
当店おすすめの日本酒は「白岳仙 中取り」。

思わず「うまっ!」と言ってしまいそうな旨口で、
ほのかな樽の香りに、変わりゆく季節を思わせる…。
そんな純米吟醸がこちらです。

酒米は、お好きな方なら必ず反応してしまうであろう備前雄町(びぜんおまち)。

昨今は山田錦ブランドに押されて目立たないものの、
独特のキレイなおいしさが醸し出される逸品に、根強いファンが多い酒米ですね。


そして、そんな旨美しい日本酒を受け止めるのが、
土直漆器さんに作っていただいた、越前塗りの酒器!

これがもう、

触って良し、
呑んで良し、
眺めて良し、

の一品なんです!!

いい酒をいい器で。
日本酒で秋を感じたいなら、ぜひ九頭龍へ!

本日も、皆様のお越しをお待ちしております!

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さて、福井の伝統工芸を巡る旅レポートは今回が最後。

最後にご紹介するのは、越前和紙の杉原商店さんです。

代表の杉原吉直さんは、伝統の技法を使いつつ、
現代的な空間を引き立たせる洗練された紙作品を作られている方。

広い空間に映える超大型作品から、カードケースなどのちょっとした小物まで、
その幅はかなり広く、海外の展示会等でも評判の作品が多数あります。


今回の訪問の目的は、以前、ホテル・レストラン関係の
展示会で見た「うるわし」を詳しく知ること。

この「うるわし」は「漆+和紙」、つまり和紙に漆を塗ったもので、
漆の郷土や独特のツヤと、和紙の風合いが活かされた杉原商店さんオリジナルの紙なんです。

どんなものかというと…、

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こちらが「うるわし」。
赤、緑、生(生漆を塗ったもの)、黒の4色があります。

すべっとしながら、ほどよくザラっとした触感も他にはない感じ。
九頭龍の空間にあったら、かなり映えそうです。

2分の1にするとブックスタイルに。これでメニューを作ったらカッコいいだろうなあ…。

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お酒を楽しむ場所だと、時には紙にこぼしてしまったりすることもありますが、
やはりお店の小道具ひとつひとつにも福井が宿っているものでありたい…。


ということで、こちらでメニューブックをオーダーしてきました!

お願いしたのは、グランドメニューと、ランチ&本日のおすすめ用メニューの2種類。
デザインは、九頭龍のロゴと落款も入ったオリジナルです。

仕上がりの楽しみな、九頭龍蕎麦でした!


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福井の伝統工芸を巡る旅~長田製紙所~

こんにちは。九頭龍蕎麦です。

今日あたりから、ほのかに秋の気配を感じますね。
そして、そんな時節におすすめのお酒といえば、福千歳『徳』です。

こちらは福井の足羽山(あすわやま)の麓に広がる
“山廃村”のあるじこと、田嶋酒造さんの一本。

田嶋酒造さんといえば、自然に乳酸を育成し、
約1か月間、じっくりと酒母を育てるという、
昔ながらの「山廃造り」で100年以上続いている蔵ですが、
フルーティーでいてベタつかず、華やかささえ感じさせるのは、
さすが山廃にこだわり続けた田嶋さん!という感じ。

食べて、呑んで、お腹一杯になったけどもうちょっとだけ…、
そんな時に呑むと、必ずや「ん~、やられた!」となる至福の一杯。
ぜひ、お試しください!

**

さて、さてさてお待たせしました「福井の伝統工芸を巡る旅」。
お次は越前和紙です。

越前和紙といえば、日本初のお札(おさつ)が作られた紙。
電子化によって印刷はなくなりましたが、
株券を刷っていたのもここ、福井だって知ってましたか?

そして一見、蕎麦屋と関係なさそうな越前和紙ですが、
実は関係があるんですね。

それは、九頭龍のお持ち帰り用蕎麦のパッケージ。
この「ラベル」に使っているのが「越前奉書(えちぜんほうしょ)」なんです。

しかもこのラベル、紙漉きの人間国宝・岩野市兵衛さんが作っていまして、
シンプルながら、しっかりとした存在感に惹きつけられます。
市兵衛さんの志、そしてクオリティの高さにもあやかって、
使わせていただいています。

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ということで、越前和紙。
店内インテリアその他で使えないかと、お伺いしたのが長田製紙所さん。

長田製紙所さんは三六版と呼ばれる襖(ふすま)紙など、
大判の紙漉きに定評があります。
工房にお邪魔すると、職人さんが息もぴったりにお仕事をされていました。

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紙漉きは女性の仕事。2人1組で簀桁を前後に動かす「流し漉き」の現場。

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紙をはがし、1枚1枚整えて乾かす「貼り場」の作業は男性の仕事。

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このお2人、動きが左右対称、息ぴったり!

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紙の原料となるトロロアオイの繊維をばらしているところ。
植物は、紙の種類によって変えるのだそう。
天然素材で作っているのも、和紙のいいところです。


また、長田製紙所さんでは、こうして漉いた紙で
ランチョンマットやコースターなど、紙小物もたくさん作られています。

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色とりどりの和紙ランチョンマット。

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漉くのではなく、繊維を形作っていくタイプの紙も。
この紙で、ランプシェードや立体のオブジェも作られます。

店内のレイアウトを変更したり、インテリアを変える際、
使ってみたいと思う作品もたくさんありました。

福井の伝統工芸を巡る旅~越前焼の館~

こんにちは、九頭龍蕎麦です。

今週は激しい暑さに見舞われる日本列島。今日も朝から30度超え。
もしかすると、今年の最高気温を記録するかもしれませんね。

そんな時、九頭龍がおすすめしたいのは、
“ぐびぐび飲めて旨い一杯”こと「早瀬浦 極辛純米山廃仕込」。

「スッキリ爽快、抜天キレ味」という蔵元からのメッセージの通り、
パンチの効いた辛口で、山廃の酸味がうまくまとめています。
これこそまさに、夏に負けないパワーアップドリンク。
ぴったりのおつまみもご用意して、皆様のご来店をお待ちしております!

**

さてさて、福井の美酒、そして蕎麦をさらにおいしく味わうための器に出会う旅。
漆器を見た後、向かった先は……そう、陶器。
場所は越前町小曽原。越前焼工業協同組合が運営する「越前焼の館」です。

出迎えてくれたのは、越前焼工業協同組合の大瀧和憲さん。

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男らしく頼りになりそうな、アニキな風貌の大瀧課長です。


ここは、ありとあらゆる窯元さんの作品を取り揃える越前焼の一大拠点。
あまりにいろんな器があるので、越前焼の特徴を尋ねてみると、

「越前焼は、窯で焼成中の器に薪(まき)の灰がかかって溶け、
自然の釉薬がかかったような「自然釉(しぜんゆう)」と呼ばれるものが原形です。
土は鉄分を多く含むため、耐火度も高く、茶褐色に焼きあがるのも特徴ですね。
歴史も古く、平安末期から続いているんですよ」

と大瀧さん。

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越前焼の代表的なスタイルがこちら。
焼き上げる時の温度はなんと1300度!
超高温の窯の中で、黄緑色の光を受けて、自然釉独特の風合いの焼きものが形作られていきます。

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ぐい呑も独特の味わい。これで純米酒をくいっとやったら旨そうだなあ…。

この他にもいろんな種類があり、いろいろ目移りしてしまうのですが、
実は今回の目的は、おろし蕎麦の器と、どんぶりの器を越前焼にすること。
それからもうひとつ、九頭龍オリジナルで、日本酒専用の冷酒クーラーをオーダーすること!

というわけで、まずは器をコーディネート。
うちの店の蕎麦猪口やお盆と合うかどうかイメージしつつ…。

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そして日本酒クーラーは、気鋭の若手作家相談し、希望の大きさや雰囲気を綿密に打合せ。
漆器の酒器に、越前焼の日本酒クーラー、それを手に1杯飲れる至福のひと時をイメージしつつ…。

ともかく完成して、皆様にお披露目する日が楽しみです!!


越前焼の館
〒916-0273
福井県丹生郡越前町小曽原5-33
TEL.0778-32-2199
FAX.0778-32-3251
一般の方も見学・購入できるので、お近くにお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください。

福井の伝統工芸を巡る旅~山久漆工~

こんにちは!九頭龍蕎麦です。
土用丑の日も過ぎ、蒸し蒸しと暑さが続きますね。

さて、今日はそんな季節にぴったりの酒をおすすめしましょう。
「越前岬 夏の涼香」です。

夏といえば生酒が定番ですが、ともするとベタつきがちな食感を、
福井の酒らしく、後味キレイに飲ませてくれるのがこのお酒。

生酒のフルーティーさはそのままに、飲み疲れしないのがうれしいところ。
これは確実に、1日の疲れを癒してくれる1杯になりますよ。


ところで先日、とても持ちやすく、美しく、さらに舌触りのとってもよさそうなスプーンを発見しました。

名前は葉風(はふう)。
まるで暑いモノをふーふー吹いて口に運ぶような、やさしい響きですよね。

これを作っているのはどこだろう…?ということで、調べてみたところ、これまた福井。
さすが福井、やるじゃないか!

…ということで、伝統工芸を巡る旅、3件目は、
この「葉風」の製造元、山久漆工(やまきゅうしっこう)さんに行ってきました!

山久漆工さんは、漆工芸のメッカ、鯖江市河和田町に拠点を構える1930年創業の老舗。
ショールームに足を運ぶと、伝統的な和の漆器と、モダンな漆器の両方が美しく並んでいます。

もともと冠婚葬祭に使う器を作っていたこともあり、
格調高い蓋つきの椀物や小皿などの美しさは白眉。

スタイリッシュな空間に映えそうなデザインかつ、
機能性を重視した漆器『kasane』というブランドにも力を入れています。


こちらでお話をうかがったのは、代表取締役社長の山本一男さん。

「福井の漆工芸は丸いもの、椀物が多いんです。
それは、四角いもの、例えばお膳などは輪島(石川県)を中心に作られていたからなんですね。

また、福井で漆工芸が発達した背景には、池田町の山にたくさんの漆の木があり、
漆を掻く職人の多くがここに集結していた歴史があります。
また、岐阜県との境にある大野市には、木地の職人さんもたくさんいたんですよ」

なるほど、漆工芸が育まれるべくして育まれた土地…、それが福井だったんです。

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こちらは、山久漆器さんの入り口に飾られている漆の木です。

樹液を採取する漆の木は、20年くらい経ったもの。
このように、横に切れ目を入れて漆を掻くのですが、
1本でたったコップ2杯くらいしかとれないのだそう。

漆が高価なのも納得!な見学でした。

福井の伝統工芸を巡る旅~土直漆器vol.2~

こんにちは。九頭龍蕎麦です。

梅雨明け猛暑で、ちょっとバテ気味じゃありませんか?

こんな日は、目も覚めるような辛口日本酒が良薬。
常山酒造の極辛日本酒「とびっきり辛」(※日本酒度21度!)を
キンッと冷やして、皆様のお越しをお待ちしております!


さてさて、今日は前回ご紹介させていただいた土直漆器さんのお話。

実はこちらでもうひとつ、貴重な体験をさせていただきました。
工房見学です!

ここでまず驚いたのは「職人さんの小部屋」があったこと!!

塗り専門の職人さんや、蒔絵の職人さんなど、それぞれに個室があって、
仕事に集中できるようになっているんです。

※蒔絵(まきえ):漆で絵や文様、文字などを描き、
乾かないうちに金や銀などの金属の粉を蒔いて
器に定着させるという、伝統的な漆芸のこと。


そんな「職人さんの小部屋」にお邪魔させていただくと、
塗り職人さんは某老舗旅館の椀物一式を補修中。

本物の漆器は、はげてしまったり、艶が失われたとしても、
塗り直すことで元通りの美しさをよみがえらせることができるのですが、
土直さんにはこうした「再生」のお仕事もたくさん来るのだそう。

ここでは静かに音楽がかかっていて、
適度にリラックスしながら集中できるような空気感がありました。

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これが生漆。
鼻にツンとくる、独特の香りがあります。


また、お隣の蒔絵師さんの小部屋には、植物図鑑などが置いてあります。
尋ねてみると、蒔絵には自然の風物を配することも多いので、
デザインの参考にされるとのこと。
なるほど~、妙に納得してしまいます。

さらにお隣には塗り箸の小部屋が。
こちらは女性の職人さん3人が息のあったチームワークでお箸を仕上げていっています。

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銀色に塗られているのは、前回のブログでもご紹介した「白檀塗り」の下地。
この完成品がとても美しく、品のあるお箸でした。


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こちらは漆を塗り終わった椀物を乾燥させる場所。
漆が垂れずに均一に乾くよう、回転させながら乾かすのだそうです。


…というわけで、普通であればなかなか見られない漆工芸の現場。
中の中まで見学させていただき、本当に貴重な経験となりました!



News!
2013年2月4日(月)2号店オープン!

『神楽坂 九頭龍蕎麦 はなれ』

〒162-0825
東京都新宿区神楽坂5-1-2 神楽坂TNヒルズB1
TEL:03-6228-1937

毘沙門天の斜め前です。

それに伴いまして、HPのリニューアルを行いました!!!
新店舗の情報等も掲載しております。

本店そしてはなれともども、どうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール

九頭龍蕎麦

Author:九頭龍蕎麦


福井出身の店主が、美味しい福井のお蕎麦と郷土料理、そしてこだわりの福井の酒をご提供する『九頭龍蕎麦』。 神楽坂にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください!
ホームページはこちら↓
http://kuzuryu-soba.com/
Facebookページはこちら↓
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