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【秋の味覚】上庄里芋

あっという間に9月もなかばに。
暦の上では秋ですが、まだまだ暑さが残る今日この頃。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?


お知らせです。
九頭龍蕎麦公式Facebookページを先日公開いたしました。
https://www.facebook.com/kuzuryusoba
(いいね!をよろしくお願いいたします。)

実は、8月にいただいたお店の夏休みに、福井研修旅行に行ってまいりました。
その様子を、写真をまじえてFacebookのほうで少しずつご紹介していきたいと思っております。
ぜひご覧ください!



さて、秋といえば、食欲の秋

そんなみなさんに自信を持っておすすめできる福井の秋の食材、たくさんありますよ!

今回は、(そろそろ旬の)上庄里芋をご紹介したいと思います。


上庄里芋は、福井県大野市上庄地区で作られている里芋です。
(同じ品種で、大野産・勝山産・奥越産などがありますが、これらはまったく別のもの。)
大野市は霊峰白山を始め、荒島岳などの1000m級の山々に囲まれた盆地で、
そこには九頭竜川などの豊かな水が流れ、名水と呼ばれるきれいな水もたくさん。
豊穣で水はけの良い土壌、日中の気温の較差が大きいこと、雪が深いことや鉄分を多く含む砂の土壌、生産者の方々の努力、それらすべてが融合して、おいしい上庄の里芋ができあがります。

春に種芋を植え、盛夏時には土や葉の具合を逐一チェックし、乾燥が苦手なので天候を見ながらこまめに水をやるなど、手間ひまかけて愛情たっぷりに育てられます。
収穫を控えた里芋畑(9月下旬頃)は、一面、青々とした葉が広がり、葉の下には、素晴らしい里芋がたくさん育っています。


8月の青々とした里芋畑
8月の青々とした里芋畑


そして収穫期は9月下旬から12月の降雪時まで。
上庄地区では、農薬等を出来るだけ使わず、自然に近い形で育てている農家がほとんどだそうです。


上庄里芋は、皮がやわらかくて身の締りがよく、煮崩れしないのが特徴です。
独特の歯ごたえと粘りがある食感、香り、喉ごしは他の産地の里芋とは全然違います。
その食感は一度食べたら忘れられないほど。
(
大野産などは上庄地区に近いのですが、上庄の里芋とは何かが違うのです。なぜなのでしょうか?)


日本における里芋の歴史は縄文~弥生時代にまでさかのぼります。
東南アジアより日本に渡来。
今では全国各地で作られていますが、中でも特に福井県奥越地域の里芋は、身が締まっていて美味しいと、全国的に高い評価を得ています。
その美味しさの理由はやはり、奥越の気候と豊かな自然のもとで育つことでしょう。


里芋は1つの親芋から小芋、孫芋、時には曾孫芋まで、たくさんの芋ができ、その数はなんと20個以上もあるそうです。
芋が増えることから、昔は「子宝に恵まれる」とも言われ、縁起のいい食材として親しまれていました。
里芋内に含まれるでんぷんの粒子が細かく消化が良いため、母乳の代用となった時期もあったようです。

そのようにして生活に深く根づいた里芋は、いろいろな料理に変身して食卓にのぼります。
煮っころがしやおでん、汁物、田楽、醤油で煮た里芋を入れて炊いた赤飯などさまざま。
どれも飽きることなく里芋の美味しさが味わえます。

そして、なんと福井ではおでんに里芋を入れるのです。
コトコト煮こんでも煮崩れしないので、おでんにもぴったりなんですね。

よく煮ても煮崩れしないのは、硬いからというわけではないんです。
噛み切れない硬さではなく、程よい歯ごたえで、
噛むば噛むほどほくほくした食感が、クリーミーな粘り気とともに、
濃厚で甘みのある里芋の風味が広がります。


上庄里芋をおいしく食べるには、おふくろの味『煮っ転がし』が一番!
里芋料理の定番ですね。

煮っころがしは出来上がってすぐ、熱いうちに食べるのもおすすめですが、一晩寝かせると更に味がしみ込みおいしくなります。

煮っころがしにした上庄里芋は日が経つごとに堅くなっていきます。
冷蔵庫に入れておくとさらに堅くなります。

地元の方たちは、その堅くなった上庄里芋を網で焼いたり、お雑煮に入れて食べたりするそうですよ。
里芋は奥越地域では昔からの越冬食なんですね。


さて、上庄里芋の下処理の仕方には注意点があります。
汚れを落とし薄い皮を残したまま調理すること。

皮をむく時には包丁やピーラーを使わないことをおすすめします。
なぜかというと、表皮と実の間の栄養たっぷりな薄皮を残すため。
時間がある方は、水に浸して柔らかくした里芋を2つこすり合わせて皮をむいてみてください。
ナイロン製のたわしを使えば、時間を短縮することができます。


そんな栄養たっぷりな里芋。
食べるとどんなよいことがあるのでしょうか?

里芋特有のぬめり成分は、食物繊維の一種であるガラクタンとタンパク質と糖質の結合物質に、食物繊維であるマンナンが加わったものです。
注目したいのはガラクタンという成分。
ガラクタンは脳細胞を活性化させ、老化やボケを予防する働きがあるそうです!

また、他県産よりも含有量が豊富なデンプンや、胃腸の表面を保護し、胃潰瘍や腸炎予防に効果的なムチンも、奥越産里芋の優れた成分です。


ストレスの多い社会ですが、上庄里芋を食べれば、素敵に年をとれそうですね!

元気になれる福井の食材、次回もお楽しみに!


***九頭龍蕎麦の里芋料理***

・上庄里芋の煮っころがし
・すこ(里芋(八ツ頭種)の茎の酢の物)

福井のおいしいお酒とご一緒にどうぞ。
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News!
2013年2月4日(月)2号店オープン!

『神楽坂 九頭龍蕎麦 はなれ』

〒162-0825
東京都新宿区神楽坂5-1-2 神楽坂TNヒルズB1
TEL:03-6228-1937

毘沙門天の斜め前です。

それに伴いまして、HPのリニューアルを行いました!!!
新店舗の情報等も掲載しております。

本店そしてはなれともども、どうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール

九頭龍蕎麦

Author:九頭龍蕎麦


福井出身の店主が、美味しい福井のお蕎麦と郷土料理、そしてこだわりの福井の酒をご提供する『九頭龍蕎麦』。 神楽坂にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください!
ホームページはこちら↓
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